歪んだ親子関係を生み出す子供部屋

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親の罪滅ぼしから生まれた快適な子供部屋
快適すぎる子供部屋は子供を部屋にこもらせてしまう原因となります。
家族のコミュニケーションを希薄にしている原因として、リビングの在り方と同様に、子供部屋の在り方があげられます。
子供部屋をどうつくるかは、その家庭のしつけと深くかかわってきますが、子供の意見をそのまま取り入れるのではなく、親が断固として子供部屋の形を決めるべきだと思われます。
家を新築する動機として、子供部屋を与えてあげたいということが多いわけですが、とくに、戦後の貧しい時代から高度成長に差しかかる時期に育った人たちには、勉強がしたくてもできなかったという時代背景があります。ですから、せめて子供だけには勉強部屋を与えてあげたい、という気持ちをもっている人が多いようです。
ピアノを子供に習わせることが親のステータスとされたことがありましたが、それと同様に子供部屋をきちっと確保してあげることが、この世代の人たちのステータスであるようです。
また、高度成長によって多くの父親は企業戦士として生き、家庭を顧みる暇がなくなりました。子供の相手をする時間をもたない父親は、子供部屋を与えることで、親としての役割を果たしたと思い込んでしまったようで す。これは、一種の罪滅ぼしのような気持ちでしょう。
さらには「いい環境の子供部屋を与えれば勉強するだろう」と考えていた親たちも多かったようです。
このような考えから、ようやくリビングがあり、子供部屋のある家を建ててみたものの、食事が終わってしまうと子供は自分の部屋に行ってしまう。しかも、どうやら勉強をしているのではないらしい。新しい家を建てることによって、もっと明るい団らんがあると思っていたのに、なんだか家族の絆が薄くなった気がする、と感じている親も多いのです。
しかし、リビングを広くしたからといってパーティーを開かないように、これまで勉強しなかったものが、部屋があるからといってするようになるとは限りません。
それに、子供部屋をつくり、快適なスペースを与えてしまったのは親なのですから、そこから出て来なくなったとしても文句は言えないのです。
子供部屋をいつ、どれくらいの広さで与えるのかを、親自身がはっきりとわかっていないので、このような事態が起こってしまうのです。
小学校にあがったときに与えるのがいいのか、中学校なのか、それはその家族によるので難しい問題ですが、その際の一つの判断基準となるのが、部屋を自分で管理できるかどうかということです。掃除は母親がやっているというのでは問題です。自分の部屋の掃除ができるくらいの責任感と自立精神がないと、意味がないのではないでしょうか。
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一般的に、団らんがなくなった原因を社会のしくみのせいにしてしまいがちですが、家庭内で解決する方法はたくさんあるのですから実践するべきです。
子供部屋をどのように扱ったらいいのかを考えることは、解決への一つの道なのです。